行事予定 校長室から 教育目標 校歌 同窓会

「平成24年研究紀要 はじめに」から

校長 松本 吉弘    


 平成24年度は、学習指導要領の全面実施の2年目の年でした。知識の習得、活用する力、学習意欲を身に付ける定着の年でもありました。
 本校が、「全ての子どもが安全に楽しく学ぶことができる学校」「保護者や地域と連携して子どもを育てる学校」「教職員が『チーム松江』として一丸となって教育課題に取り組む学校」をめざして、学校教育目標を

  自ら学ぶ「心豊かな子ども」を育む  
             −自ら考え、判断し、行動する子どもの育成−


として、重点項目を、「学力・授業力の向上をはかる。」「仲間と人権を大切にする教育を推進する。」「健やかな心と体の育成をめざす。」に絞りました。課題によく対応できる年長の教員が良い手本となり、より組織として動ける体制と意識が醸成しました。「チーム松江」として動き、すぐ対応できる組織づくりが意識され、動く教職員集団ができてきました。個々の教職員の能力や得意分野は様々であるのでチームで取り組むときの多様性や大きな力が発揮できることが意識でき実行できるようになりました。自ら考え、判断し、行動するのは子どもだけでなく学校の教職員も同じです。「チームが全員の協同責任」「目標の自発的な設定」「成果は協同成果」「会議は開放的で活発に問題を解決する会議」「率直で正直に会話をして仕事を楽しむ」そんな職場に近づいた1年であったと考えています。 特に、子どもがおかれている現実の状況を的確に掴むことをめざした書くこと・作文(つづり方)等や家庭訪問を大切にした教育が多くの成果を上げているのは、この紀要にみられるところです。

 本年度、三重県教育委員会の研修企画・支援課の「みえの教職員授業力向上研修事業」の協力校として県下の授業研究担当者(校内研修担当者)に松江小学校の研修の取り組みの講座をもったり、国語科の授業を観てもらい、事後の研修会をも参観してもらいました。その他、「思考力、判断力、表現力」を高める授業についての「教育課題調査研究」に協力し共同授業を持ち、説明文に対するより実践的な指導事例を創ることができました。
 また、6月には志摩市立船越小学校の池田雅治教頭先生につづり方の見方、子どもの見方、つづり方の本質についてのお話をいただきました。圧倒的なくらしの事実から子どもを観ることや指導の神髄を学びました。
 8月には、作文(つづり方)や国語の実践家である松阪市立小野江小学校 草分京子先生にお話をしてもらい日常の取り組みや授業で活かす示唆深いご自身の実践を語ってもらいました。10月には、奈良女子大学の藤井康之先生に学びの共同体のグループ学習やペア学習の意義とあり方について実際の授業を見てもらい実践的なお話をいただきました。

 今後も教職員が一丸となって保護者と地域の信頼をより一層充実させるため地域との連携の重視に取り組み、さらに授業力の向上と本校の学力の充実をめざします。
 最後になりましたが、本校教育に対し多くのご指導・ご支援をいただきました三重県教育委員会、松阪市教育委員会、講師として指導をしていただいた奈良女子大学の藤井康之先生はじめ、関係の方々に心からの感謝と御礼を申し上げます。

 

平成25年3月

 


> 鈴の森住民協議会の発足を受けて  「平成24年研究紀要 はじめに」から >6年生のみなさんへ
> 校長室からTOP
  
 

 
CopyRight(C) 松阪市立朝見小学校 All rights reserved.